カモミールやラベンダーなど、素敵なアロマを感じるハーブティーが簡単に購入できる時代になっています。
リラックス効果であったり、逆に元気がほしい時に飲みたいハーブなど、キッチンにおいておくだけで常に気持ちをベストな状態に保つことができるのでハーブは私にとって必需品。
10年以上ハーブと一緒に生活していますが、よくよく考えてみると日本にも昔から煎じて飲むといいといわれている薬草茶というものがありました。今回は日本だけでなく、同じアジアの仲間である中国、韓国を含めて植物をお茶にして飲むといいとされている代表的なものを紹介していきます。
アジアのハーブティー特集
日本、中国、韓国とやはり陸こそつながっていないものの古くから文化交流があっただけあって、似ている風習というものが存在します。今回は木の実や果実の実を煎じていただく、アジアのハーブティーを見ていきましょう。
どくだみ茶
どくだみ茶といえば日本を代表する薬草茶です。解毒、利尿、血圧効果の作用があるとされていて、古くから人気があるお茶です。
しかも怪我をして腫れているときには、生のどくだみの葉を揉んで貼るといった使用方法もあるほど。生活に密着した薬草茶になります。
はと麦茶
江戸時代に中国からきたとされるはと麦を炒って煎じたお茶。美肌を作るといわれ、カフェインレスということで女性に人気があります。
一方で妊娠中には、子宮収縮効果があるために大量に飲むのはNG。お腹に赤ちゃんがいるときにはと麦茶を飲みたい場合には、温かくして1~2杯程度にとどめておくようにしましょう。
柿の葉茶
柿の葉茶も古くから日本で飲まれているお茶のひとつです。ビタミンCだけみると、緑茶の20倍も含まれているという機能性のハーブティー。メラニンの生成を抑えて美白を目指す方に人気ですが、タンニンによって冷えにつながりやすいので程よい量にしましょう。
甜茶
中国の標高の比較的高い場所で栽培されるバラ科の植物からできているお茶です。アレルギー反応を抑制する事ができるとされており、花粉症の方にオススメのお茶です。
舌に甘いという漢字があてられているとおり、砂糖は入っていないのに甘さを感じる不思議なお茶。
柚子茶
韓国がルーツの果実茶です。柚子の皮と果汁をじっくりと煮詰めて瓶詰めにされた、柚子のマーマレードのような状態のものをお湯に溶いていただきます。
飲むと体がポカポカになる寒い季節に特に飲みたい一杯です。
ダッタン蕎麦茶
ダッタン蕎麦茶は、蕎麦の実を焙煎して作られる穀物系のお茶です。実は数年前より話題となっていて、豊富なビタミンが含まれていることで知られます。特にビタミンB群がたくさん含まれていて、高血圧や動脈硬化、心臓に優しいお茶だとされています。
ガルシニア茶
ガルシニアとはインドやタイに自生するオトギリソウ科の植物になります。脂肪の定着を抑えて満腹感を持続させるとされていて、美容に興味のある女性に人気があります。
まとめ
今回はアジア地域において古くから伝わる伝統的な薬草茶をアジアンハーブティーとして紹介しました。
おじいちゃん、おばあちゃんの世代には日本でも当たり前のように使われていた家庭も多いのではないでしょうか。日本人にとって遺伝子レベルで必要とわかっているのかもなんて、どくだみ茶や蕎麦茶を飲んでいる時にふと思うことがあります。
お花や植物の香りが華やかな西洋のハーブティーもいいですが、たまには日本のハーブも取り入れてみるといつもとは違う感覚が得られるかもしれませんね。
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